リヒャルト・シュトラウス「薔薇の騎士」公演

2009年12月18日、ROHにて。
今年見る最後のオペラです。

Der Rosenkavalier: Comedy for music in three acts
Music: Richard Strauss
Libretto: Hugo von Hofmannsthal

Director: John Schlesinger
Revival Director: Andrew Sinclair
Set Designer: William Dudley
Costume designs: Maria Bjørnson

Conductor: Kirill Petrenko
Octavian: Sophie Koch
Marschallin: Soile Isokoski
Baron Ochs: Peter Rose
Sophie: Lucy Crowe
Faninal: Thomas Allen
Annina: Leah-Marian Jones
Valzacchi: Graham Clark
Major Domo I: Robert Anthony Gardiner
Major Domo II: Steven Ebel
Notary: Lynton Black
Italian Singer: Wookyung Kim
Duenna (Marianne): Elaine McKrill
Innkeeper: Robert Wörle
Commissioner: Jeremy White

先日リハーサルの模様を記事にしましたが、本番の公演は舞台に近いストールサークルに座って鑑賞しました。リハーサルの時に比べると、イソコスキーはやや高音部で霞がかかったような声が時折聴かれ、絶好調ではありませんでしたが、全体としてはマアマアです。それに比べるとコッシュは今日も非の打ち所がなくとても安定しています。クロウの声はリハーサルの時に感じた高音部の周波数的分散が今日も同様に感じられ、今回の役では私にとって物足りない出来でした。こういう状態が続くようであれば苦手な歌手に分類されそうです。しかし、第3幕後半の女声3重唱はコッシュの頑張りもあってかなり満足すべき出来となっていて楽しめました。ローズは今日も低音がよく出ていてマナーの悪いオックス男爵を好演していましたね。
今日の管弦楽はややアンサンブルが荒く、リハーサルの時には及びません。ということで音楽的には全体としてやや低調だったかもしれません。
このオペラの結末は苦い思いが感じられる元帥夫人と幸福の希望に燃えるオクタヴィアンとゾフィーのカップルを対照させていますが、オックス男爵によって元帥夫人とオクタヴィアンの過去が露にされた状態で、果たして単純にゾフィーとオクタヴィアンのカップルが成立しうるのかという疑問がかなり強く頭を擡げてきました。ちょっと普通じゃ有り得ないような。ここはいろいろ演出のやり方がありそうです。

左から、Soile Isokoski、Peter Rose、Leah-Marian Jones、Graham Clark
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Lucy Crowe and Sphie Koch
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Kirill Petrenko
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by dognorah | 2009-12-21 02:49 | オペラ
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