2009年12月17日、Morley Collegeのスタジオにて。
友人が出演するというのWaterloo駅近くの会場に見に行った。 演目は、 ・スメタナ「売られた花嫁」 ・デュカス「アリアーヌと青ひげ」 ・モーツァルト「魔笛」 のそれぞれ抜粋で、合計正味で2時間。伴奏はすべてピアノで指揮者もいる。演技はきちんとやり、スメタナは英語で歌う。デュカスはフランス語、モーツァルトは歌はドイツ語で台詞は英語だったので、言語的にはまあまあ頑張っている方だろう。 この中でデュカスのオペラは初めて聴いたが、結構楽しめる。バルトークのものと違って青ひげ公の過去の奥さん5人がすべて生きていて、彼女たちのいる部屋を6番目の花嫁となるアリアーヌが探し当てて解放するという筋なので、アリアーヌの乳母も含めて7人の女性歌手が登場する。 3演目を見て思ったが、この手のアマオペラにしても女性歌手は素晴らしい人が沢山いて競争率が激しそう。友人はかなりうまい人だと思うが、本日のパミーナ役と別の日の青ひげの過去の妻の一人という役を貰っているものの、歌う時間は花嫁、アリアーヌ、夜の女王に比べると長くはない。そういう状況に比べると男性歌手はどの団体のものでもいまいちだ。彼女も自分が男であればよかったのに、と嘆いているくらい。なぜだろう?尤も、プロでもいいテノールは少ないけれど。 男性が歌う場面を無視していれば、3演目ともなかなか聴きごたえがある。聴衆の数より出演者の数のほうが多かったかもしれない。 雪のちらつく非常に寒い夜だったが、終了後は出演した友人も交えて3人で近くのイタリアンに行き、軽く飲食してだべった。レストランのオヤジは友人(ソプラノ)を気に入ったらしく、暇になるとテーブルに来て話しかけてくるのがおかしかった。
by dognorah
| 2009-12-19 11:05
| オペラ
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