ブリテンのオペラ「ネジの回転」

2009年10月24日、ENOにて。

The Turn of the Screw: Opera in a prologue and two acts
Music: Benjamin Britten
Libretto: Myfanwy Piper after the story by Henry James

Director: David McVicar
Conductor: Sir Charles Mackerras
Members of the ENO Orchestra

The Prologue: Michael Colvin
The Governess: Rebecca Evans
Miles: Hugh Beckwith
Flora: Nazan Fikret
Mrs Grose: Ann Murray
Peter Quint: Michael Colvin
Miss Jessel: Cheryl Barker

またIntermezzoさんに教えて貰って、ENOのオペラを格安で見てきました。ドレスサークル最前列で通常81ポンドのところが10ポンドでした。未だ見たことのないオペラでしたのでラッキー。

このプロダクションはマリンスキー劇場のものを借りてきたもので、初演は丁度2年前とのことです。
ヘンリー・ジェームスの原作は読んだことがありませんが、内容は心理的要素が強いものらしい。幽霊が出てきてそれらは語り手の家庭教師にしか見えない設定のようですが、リブレットでは子供達と密接に接触する幽霊になっています。ストーリーとしては、気持ちが悪いながらもどうなるのだろうかと気になるものになっていますが、かなり超現実的な内容ですね。
しかしそれは別にして、室内楽のような小編成のアンサンブルによる音楽はとにかく美しいものです。Miles役のTrebleも美しい声だし、レベッカ・エヴァンスやアン・マリーなどの歌手達も充分すばらしい歌唱です。ただ、オペラとしては何度も見たくなるものではないですが。
演出は、模様の入った透明な仕切り板が左右に何枚も動いたり、奥の部屋の照明がカーテンでコントロールされたりしながら各場面を表現するコンパクトなものですが、必要な場面転換が充分効率よく行われています。レベッカ・エヴァンスの演技も大変優れたもので、全体としてはよくできた舞台と思いました。

左から、Hugh Beckwith、Michael Colvin、Rebecca EvansおよびAnn Murray
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Rebecca Evans and Sir Charles Mackerras
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by dognorah | 2009-10-26 20:31 | オペラ
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