マレーナ・エルンマンのDido

2009年10月10日、バービカンホールにて。

Purcell: Dido & Aeneas

Les Arts Florissants
William Christie conductor

Malena Ernman: Dido
Luca Pisaroni: Aeneas
Judith Van Wanroij: Belinda
Hilary Summers: Sorceress
Lina Markeby: Second Woman
Céline Ricci: First Witch
Hanna Bayodi: Second Witch
Marc Mauillon: Spirit
Ben Davies: Sailor

これは最近アムステルダムで舞台公演されたデボラ・ウォーナー演出版を歌手を含めてそのまま持ってきたものです。残念ながらロンドンではいつもの通りコンサート形式ですが、管弦楽の前面に広い空間を取ってかなり演技もしてくれました。なお、アムステルダム公演の模様はブログ仲間のレイネさんから詳しい記事がアップされています。

マレーナ・エルンマンは2年前のヘンデルの「ジューリオ・チェーザレ」以来です。 あのときもコンサート形式でしたが役柄はズボン役で、今回は女王役、2年も経っているせいかイメージが違いました。お腹がぺちゃんこのスラッとしたすばらしいスタイルはそのままで声もそのままの美声という印象でしたが、顔はかなり老けて見えたのがショックです。1970年11月生まれだから現在38歳11ヶ月ですが、レイネさんに怒られるかも知れないけれど40代後半ぐらいに見えちゃいました(^^;

それはともかく、歌唱の方は演出をそのまま反映させた性格付けになっているのでしょう、喜怒哀楽がくっきり表現されていてとてもすばらしかったです。同じオペラが今年3月にROHで上演されましたが、演出はデボラ・ウォーナーの方が良さそうです。ROHの演出ではダイドーは常に物思いに沈んでいる印象で、従って歌唱も哀調が強調されていてやや一本調子な感じがしました。
他の歌手では、イニーアス役のバスバリトン、ルカ・ピサローニはいい声と思いました。ルックスもすばらしく、舞台では見応えがあるでしょう。ベリンダ役のソプラノ、ユーディット・ファン・ワンローイも美声が目立っていました。
また、管弦楽も小編成の割には充分迫力ある音でクリスティーの指揮はいつも通りメリハリがはっきりして聴きやすい。合唱は今日もレヴェルの高い出来でした。

Les Arts Florissantsと出演者達
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クリスティと顔を見合わすMalena Ernman。右端はLuca Pisaroni。
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by dognorah | 2009-10-12 00:01 | オペラ
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