BBC交響楽団今シーズン初コンサート

2009年10月3日、バービカンホールにて。

Jiří Bělohlávek and Gerald Finley
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出演
Jiří Bělohlávek: conductor
Gerald Finley: bass-baritone
BBC Symphony Orchestra

プログラム
MOZART:Symphony No. 29 in A major, K201
MAHLER:Songs from Des Knaben Wunderhorn
MUSORGSKY:Songs and Dances of Death
MARTINŮ:Symphony No. 1

今年3月にマルティヌーのオペラ「ジュリエット」を聴いて俄然この作曲家に興味が湧き、マルティヌーを積極的に聴いていこうと思いました。ビエロフラーヴェクは今シーズン、彼の交響曲全6曲を逐次演奏していくことになっていて、本日はその第1回です。しかし残念ながらこの第1番は私の好みではありませんでした。大編成のオケを用いた力強い作品ですが、第1楽章と第2楽章は金管が吼えまくる印象で、あまり叙情性はありません。第3楽章はなかなか魅力的でようやく美しさを感じることが出来ました。第4楽章もまあまあ楽しめる音楽ですが、曲全体としては何度も聴きたいとは思いませんでした。第2番以降に期待します。

最初の曲、モーツァルトは弦楽器のコントロールがすばらしく、格調高い演奏でした。

次のマーラーの「子供の不思議な角笛」は全12曲のうち4曲が歌われました。しっとりした味わい深い曲ながらやや地味な印象ですが、ジェラルド・フィンリーもけれん味もはったりもない地味な人なので華やかさは全くない演奏です。でもじっくり聴くとニュアンス豊かな歌唱です。

インターヴァル後のムソルグスキー「死の歌と踊り」は初めて聴く曲ですが変化に富んだ佳作で、死を悼む暗いメロディから諧謔性が大いに感じられるものまであり、ジェラルド・フィンリーは楽譜を見ながらもまるで水を得た魚のように活き活きした自在な歌い回しで感動させてくれました。フィンリーにブラヴォー!本日一番充実した時間でした。

Gerald Finley
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by dognorah | 2009-10-05 08:19 | コンサート
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