ヴァーグナーのオペラ「ラインの黄金」公演(キーロフオペラ)

2009年7月29日、ROHにて。

Das Rheingold
Music and Libretto: Richard Wagner
Production concept: Valery Gergiev and George Tsypin
Conductor: Valery Gergiev
Chorus and Orchestra of Mariinsky-Theater St. Petersburg

Wotan: Evgeny Nikitin
Donner: Evgeny Ulanov
Froh: Evgeny Akimov
Loge: Oleg Balashov
Alberich: Nikolai Putilin
Mime: Andrei Popov
Fasolt: Vadim Kravets
Fafner: Gennady Bezzubenkov
Fricka: Larissa Diadkova
Freia: Zhanna Dombrovskaya
Erda: Zlata Bulycheva
Woglinde: Zhanna Dombrovskaya
Wellgunde: Lia Shevtsova
Flosshilde: Nadezhda Serdyuk

Artists of the Mariinsky Theatre
Junior associates of the Royal Ballet School
Students of the Susan Robinson School of Ballet
Students of the Central School of Ballet

いよいよゲルギエフ率いるマリンスキー劇場による4日連続で公演される「ニーベルンクの指輪」引っ越し公演の始まり。舞台は2003年プレミエのプロダクションらしい。
10分遅れで(ゲルギエフはこの4日間毎日10分程度遅刻した)始まった演奏はなかなか質の高い音だ。幕が上がるとラインの川底の描写が美しくて感心する。全編を通じて舞台を囲む壁と床、それに訳の分からない巨大な人形達に投射される光と映像で情景を表現する方式で、その美しさは極めて印象的だった。
歌手達もまあまあの水準で、充分楽しめた。ヴォータンの声は昨年のバイロイトと同様やや若々しすぎると言えなくもないがエフゲニー・ニキティンの声は抜けがよくて好感が持てる。衣装のデザインもそれらしい雰囲気がよく出ている。巨人達は高い靴を履いているのだろう、高い帽子と相俟ってちゃんと巨人になっているが、ファフナーがファゾルトを殺すところでは勢い余ってファフナーも倒れてしまって特殊靴のせいで立ち上がれず、一体どっちが死んだのか?一瞬分からなくなるドジはご愛敬。ニーベルンクの小人達はロンドンのバレー学校の生徒達を使ったきびきびした動きに感心した。
オケのテンポはかなり遅めなのがちょっと気になった。でも、実力的にはROHオケよりも上手く、弦はとてもアンサンブルがよく低弦は力強くて満足すべき出来。

Vlery Gergiev and Evgeny Nikitin
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巨人達、右はフライア役のZhanna Dombrovskayaとドンナー役のEvgeny Ulanov
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アルベリヒ役のNikolai Putilin
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ローゲ役のOleg Balashov
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by dognorah | 2009-08-04 01:33 | オペラ
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