ROHの今期最終イヴェント

2009年7月19日、ROHにて。

例年のようにROHの研修生達によるオペラの抜粋が、全ての公式公演が終わった後の本日開催されました。出演者は研修生全員ですが、卒業生も必要に応じて出演する場合もあります。

・第1部:モーツァルトのドン・ジョヴァンニ第1幕抜粋
・第2部:マスネーのヴェルテルとマノンのそれぞれ第3幕抜粋

結論から言うと、オールキャスト的な第1部は各歌手とも不満が感じられ、まあ学芸会的な出来。このメンバーの現在の実力じゃお客を集める公演は無理です。
しかし第2部はなかなかの出来で、指名された歌手はやはり優等生的な人達で聴き応えがありました。最初のヴェルテルは、タイトルロールをバリトンが歌う1902年版の作品を使ったもの。ヴェルテルを歌った韓国人バリトンChanghan LimとエストニアのメゾソプラノMonika-Evelin Liivの歌唱は惚れ惚れするすばらしさで、共にフランス語のディクションも秀逸です。Limはそのはずで、フランスで歌を学んでいたんですね。この二人は本日随一という印象でした。後半のマノンは中村恵理と韓国人テノールのJi-Min Parkで、歌唱はいつものように両者とも揺るぎない安定感と美声でした。しかし両者ともフランス語は上記のChanghan Limに比べると足元にも及ばないぼやけ方でちょっと残念。

写真はカーンコールから
Monika-Evelin Liiv and Eri Nakamura
c0057725_6591787.jpg

[PR]
by dognorah | 2009-07-21 07:00 | オペラ
<< The Fairy Queen... ゲオルギュー主演の「トスカ」公演 >>