ヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」公演

2009年6月26日、ROHにて。

Un ballo in maschera: Melodramma in three acts
Music: Giuseppe Verdi
Libretto: Antonio Somma after Augustin Eugène Scribe’s “Gustave III, ou Le Bal masché”

Director: Mario Martone
Conductor: Maurizio Benini

Riccardo: Ramón Vargas
Amelia: Angela Marambio
Renato: Dalibor Jenis
Ulrica: Elena Manistina
Oscar: Anna Christy
Sam: Giovanni Battista Parodi
Tom: Vuyani Mlinde
Minister of Justice: Martyn Hill
Silvano: Changhan Lim

このプロダクションは3度目の公演です。過去2回は2005年4月同年12月なので今回はほぼ4年ぶりの再演です。
歌手は総じて2度目の公演よりは良く、最初の公演には及ばないという印象ですが、大変楽しめました。
まず、リッカルドを歌ったラモン・バルガスは先般のヴィーンでのレンスキーの時に比べると格段に調子がよく、これでこそバルガスというイタリアオペラにふさわしい美声でした。昨日聴いたカレイヤより遙かに私の好みであることを確認しました。ただ、第1幕第2場で猟師に扮装するのですがその方が立派な立場のリッカルド役より遙かにお似合いという3枚目振りでしたが。

アメリアを歌ったアンジェラ・マランビオという人は初めて聞く人ですが、なかなか上手いです。声は高音で金属的になることがありますが苦もなく高音まで出るし声量もあり、今まで聴く機会がなかったのは不思議なくらい印象的な人です。容姿的にはその辺を歩いているかなり太ったおばさんという感じですが、調べてみると1975年生まれのチリのソプラノです。

レナートを歌ったダリボール・ジェニスはスロヴァキアのバリトンで、この人も上手い歌手です。音色も声量も私は満足。第3幕のアリアも立派でした。演技的には突っ立って歌うだけですが。

ウルリカを歌ったエレーナ・マニスティーナも声良し歌良しで満足すべき歌唱でした。

オスカー役のアナ・クリスティはバーンスタインの「キャンディード」でクネゴンデを歌った人ですが、恐らくこれがROHデビュー。きれいな高音がよく出ていて健闘していましたが、私には第1回公演のカミーラ・ティリングの方が好みです。

今日の指揮は職人ベニーニ。彼が振るとすぐにオケの音はイタリアの音になります。存分にすばらしいヴェルディの音楽を聴かせてくれました。

下の写真はカーテンコールで左からRamón Vargas、Anna Christy、Elena Manistinaです。
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次の写真はDalibor Jenis とAngela Marambioです。
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by dognorah | 2009-07-03 07:33 | オペラ
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