パーセルのオペラ「アーサー王」コンサート形式

2009年5月6日、バービカンホールにて。

King Arthur:A dramatic opera in five acts
Music: Henry Purcell
Libretto: John Dryden

演奏
Le Concert Spirituel
Hervé Niquet: conductor
Susan Gritton: soprano (Philidel, Nereid, Venus)
Anders J. Dahlin: tenor (Tenor 1)
James Gilchrist: tenor (Tenor 2, Comus, Shephard)
Andrew Foster-Williams: bass-baritone (Grimbald, Cold Genius, et.al)
Deborah York: soprano: soprano (Philidel, Cupid, Nereid, She)

法事で日本に行っていたためレポートが遅れました。
フランスの古楽演奏団体ル・コンセール・スピリチュエルはモーツァルトのパリ交響曲を初演したりした18世紀の音楽集団から名前を取って指揮者エルヴェ・ニケによって1987年に設立されたものです。
今回演奏されたパーセルのオペラは演劇部分と音楽劇部分で構成されているそうですが、今夜は音楽部分だけが演奏されました。

アーサー王というのは実在が確かめられているわけではなく伝説上の人物らしい。それはともかくドイツ方面からサクソン人がブリテン島を侵略に来たのは事実で、それを退けた英雄がアーサー王というわけである。防御側も侵略側も魔法使いを従えており、物語としては漫画みたいなものだが、アーサーの愛する盲目の女性エメリンが敵の大将オズワルドを愛しているなどおきまりの状況もしつらえられている。最後はアーサーがサクソンを追い返した上エメリンも得るというめでたい話になっている。

音楽部分だけだと筋もあまり筋だっているわけではなく、字幕も出ないので物語の内容は分かりにくいものでした。しかし音楽はなかなかすばらしく、歌手の皆さんも水準が高くコンサートとしては充分楽しめました。歌手の中ではバスバリトンのアンドリュー・フォスター=ウイリアムズが声の良さと歌唱で一番印象的でした。

最初の写真は左からテノールのAnders J. Dahlin、ソプラノのSusan GrittonおよびソプラノのDeborah Yorkです。
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次の写真は左から指揮者のHervé Niquet、バスバリトンのAndrew Foster-WilliamsおよびテノールのJames Gilchristです。
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by dognorah | 2009-05-16 00:35 | オペラ
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