ENOのイェヌーファ

2009年3月19日、The London Coliseumにて。

English National Operaの英語翻訳のものは基本的に行かないのですが、今回は入場料大幅値引きのオファーがあることをいつも読んでいるブログ Intermezzo で知り、アクセスしたところ切符を入手できたので行ったわけです。£76が£20になったのでした。席は平土間最前列の端。第1幕は右手前に切符売り場のような小屋が置いてある舞台だったので、その後ろでのアクションは見えませんでしたが、それ以外は問題なしでした。
見に行ってとても良かったと思います。以前、コンサート形式で第2幕だけ経験していますが、今回全幕を舞台で見て、やはり音楽的には第2幕が秀逸であることを思い知りました。その舞台をすばらしいものにしたのは継母コステルニチカ役を演じたアメリカ人メゾソプラノ、ミカエラ・マーテンスです。この役は往年の名ソプラノが演じることが多いようですがこの人はまだそれほど年じゃないです。そしてこれがUKデビューとのこと。強烈で峻烈な歌唱でした。声も高音までよく伸びる美声です。タイトルロールのアマンダ・ルークロフトも立派な歌唱でしたがカーテンコールでは圧倒的にマーテンスが人気でした。ラツァとシュテヴァの二人のテノールはまあまあの出来。
指揮のイェンセンはノルウェー人で、現在ハノーヴァーのNDRフィルの常任だそうです。オペラの経験もそこそこあるようで、今回もなかなかしなやかな音楽で充分すばらしいヤナーチェクでした。
舞台は簡素であまり凝ってはいませんが、第3幕ではコステルニチカの家の一角が破壊的に開いて村人達が侵入する作りとなっています。全体にグレーな感じですがオペラの内容に即したものでしょう。
見る価値のある公演で、保証されている返金要求はせずに済みそうです(^^)

Jenůfa
Opera in three acts by Leoš Janáček
Libretto by the composer after Gabriela Preissová's play, Her Stepdaughter (Její pastorkyna) English translation by Otakar Kraus and Edward Downes
Performed in the Brno version edited by Sir Charles Mackerras and Dr John Tyrell

Conductor: Eivind Gullberg Jensen
Director: David Alden

CAST
Grandmother Buryja: Susan Gorton
Kostelnička Buryja: Michaela Martens
Jenůfa: Amanda Roocroft
Laca Klemen: Robed Brubaker
Števa Buryja: Tom Randle
Foreman: lain Paterson
Jano: Julia Sporsen
Barena: Claire Mitcher
Mayor: Peter Kestner
Mayor's wife: Susanna Tudor-Thomas
Karolka: Mairead Buicke
Neighbour: Morag Boyle
Villager: Lyn Cook
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by dognorah | 2009-03-21 03:03 | オペラ
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