ハイティンク指揮コンセルトヘボー演奏会

2009年3月15日、バービカンホールにて。

出演
ピアノ:Murray Perahia
指揮:Bernard Haitink
管弦楽:Royal Concertgebouw Orchestra

プログラム
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
ブルックナー:交響曲第9番

シューマンにおけるマリー・ペライアのピアノは、フォルテはそれほど強いものではないけれど一音一音がピュアーな響きで、弱音フレーズの美しさはとても魅力的です。バックのオケがまたすばらしく、古典的な曲に合わせて編成は小さめなのに厚みと深みのある弦には溜息が出ます。ピアノとのタイミングもぴったりで、名ピアニストと名オーケストラががっちり手を組むとこういう質の高い演奏になるという見本みたいなものでした。
下の写真は歓声に応えて挨拶するペライアとハイティンクです。
Bernard Haitink and Murray Perahia with Royal Concertgebouw Orchestra
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ブルックナーの9番は元来あまり好きな曲じゃありませんが、今日も大編成のコンセルトヘボーの各パートが非の打つどころのないアンサンブルを聴かせてくれているのに、第1,第2楽章はいまいちのめり込めずでした。先ほど私の心をとろとろにしてくれた弦も第1楽章では低弦を除いて金管の陰で存在感が希薄です。ようやく第3楽章で魅力的なメロディや音が出てきますが、オケのアンサンブルの妙には舌を巻きます。コーダの部分ではヴァーグナーのパルジファルで聴くようなメロディが出てきてその部分は非常に魅力的な音楽になっていると思いますが、演奏はとても美しく、終わってしまうのが惜しいくらいでした。
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by dognorah | 2009-03-16 07:20 | コンサート
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