チレアのオペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」コンサート形式

2009年2月15日、QEHにて。

Adriana Lecouvreur: Opera in four acts
Music: Francesco Cilea
Libretto: Arturo Colautti

出演
Conductor: Andrew Greenwood
Chelsea Opera Group

Adriana Lecouvreur: Nelly Miricioiu (soprano)
Maurizio, Count of Saxony: Peter Auty (tenor)
Princesse de Bouillon: Rosalinde Plowright (mezzo-soprano)
Prince de Bouillon: Daniel Grice (bass)
Abbé de Chazeuil: Andrew Mackenzie-Wicks (tenor)
Michonnet: Craig Smith (baritone)
Mlle Jouvenot: Victoria Joyce (soprano)
Poisson: Hubert Francis (tenor)
Mlle Dangeville: Alison Kettlewell (mezzo-soprano)
Quinault: Simon Lobelson (bass)

チェルシーオペラグループの公演というのは初めて行きましたが、なかなか質の高い上演で、歌手に何と先日初めて聴いたばかりのネリー・ミリチョーやロザリンデ・プローライトのような著名な人達が出ているのを当日会場で知ってびっくりしました。

チレアの最も有名なこのオペラを聴くのは初めてでしたが、いくつかあるアリアが聴き応えのある美しいもので管弦楽もすばらしいものです。なぜあまり上演されないのか不思議なくらい。
主役のミリチョーは貫禄もので、このオペラで要求される地の台詞は太い地声で鼻っ柱の高い女優を表現し、アリアではリリックな表現で立派に歌い上げて楽しませてくれました。Wikipediaの解説ではこの役は往年の大歌手にふさわしいそうですが、ミリチョーはそういう条件にぴったり。彼女とロザリンデ・プローライトだけはすべて暗譜で歌っていました。そのプローライトもさすがに歌唱はすばらしく、恐らく本日の出演者の中では一番の出来でしょう。
相手役マウリツィオを歌ったテノールのピーター・オーティは前半ちょっと荒い歌唱でしたが後半は持ち直し、よく声が出ていたこともあって拍手喝采でした。他の歌手達もなかなか頑張っており、特にミショネを歌ったバリトンのクレーグ・スミスは質の高い歌唱が印象的です。
管弦楽は頻繁に公演するわけではないでしょうにとてもこなれた演奏で充分すばらしい音楽を伝えていました。
このグループは年間3回オペラ公演を行うそうですが、今後珍しい演目があればまた行ってみようという気になりました。
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by dognorah | 2009-02-20 10:00 | オペラ
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