ドニゼッティのオペラ「Parisina」コンサート形式

2008年12月6日、RFHにて。

Parisina
Tragedia lirica in tre atti
Music: Gaetano Donizetti
Libretto: Felice Romani

出演
Parisina: Carmen Giannattasio (Patrizia Ciofiの代役)
Ugo: José Bros
Ernesto: Nicola Ulivieri
Azzo: Dario Solari (Nicola Alaimoの代役)
Imelda: Ann Taylor
Geoffrey Mitchell Choir
London Philharmonic Orchestra
Conductor: David Parry

Opera Raraと共同で制作したものです。
音楽は管弦楽もアリアもドニゼッティの特徴が一杯出ているすばらしいものですが、ストーリーはやや単調で起伏に欠ける嫌いがあります。

歌手は主役二人、ソプラノのカルメン・ジアンナッタシオとテノールのホセ・ブロスが共にすばらしい歌唱で劇を盛り上げてくれました。特にホセ・ブロスは昨年ヴィーンで見た「清教徒」の時と同じく惚れ惚れする声で私のドーパミンは出っぱなしでした。カルメン・ジアンナッタシオはコンサート開始前に、ほんの数日前に出演が決まった状態なのでそれを考慮して欲しいというアナウンスがありました。実際最初の方はやや歌唱が不安定なところもありましたが、すぐにそれは解消されて涼やかな美声がよく通るすばらしい歌唱になりました。私はチョーフィの声がやや苦手なのでこういういい歌手に交代してくれて幸せでした。他の歌手も悪くなく、全体としてはレヴェルの高い歌手陣と言えます。エルネストを歌ったニコラ・ウリヴィエリ(なかなかハンサム)はバスとのことですが明るいバリトンのような声で、逆にアッゾを歌ったダリオ・ソラリは暗い声のバリトンで、バスのような響きでした。イメルダを歌ったアン・テイラーは高音が綺麗に出るメゾ・ソプラノです。
合唱は特に上手いというわけではないですが大きな不満はないです。
指揮のデイヴィッド・パリーは昨年のベッリーニの「La straniera」時と同様オペラとしての劇的な起伏は大変上手いと思いました。しかし、この人はオケのコントロールに関してはあまり上手くはなく、管弦楽の音はやや不満です。昨年の公演の時はLPOの実力だろうと思いましたがその後ユーロフスキーの指揮で何回もすばらしい音を聴いているので、これは指揮者の責任だと思い直しました。
下の写真の最初は、Carmen GiannattasioとDavid Parry。
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次の写真はJosé Brosです。
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by dognorah | 2008-12-08 09:45 | オペラ
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