内田光子の弾き振り

2008年11月24日、RFHにて。

演奏
内田光子:ピアノと指揮
Chamber Orchestra of Europe

プログラム
Stravinsky: Apollon Musagète
Mozart: Piano Concerto No.23, K488
Mozart: Piano Concerto No.24, K491

内田さんというのはやはり人気があるようで2900席のロイヤル・フェスティヴァル・ホールがぎっしり。多分9割以上の席が埋まっていたでしょう。インターヴァルのロビーも大混雑。

1曲目は弦楽合奏曲なので指揮者なしです。1928年にバレー用に作曲されたもので、新古典主義時代の作品らしくあまり現代音楽的ではなく、極めて心地よい弦楽合奏曲です。ロイヤルバレーで上演されたことはありますが私は見ていないので多分初めて聴く曲です。このオケも多分聴くのは初めてですが、なかなか合奏能力の高い団体という印象を受けました。

次は彼女の弾き振りが2曲。私は映像では見たことがあるものの実演で彼女の弾き振りというのは初めてです。ピアノを縦に置いて彼女は背を向けて演奏。しまった、コーラス席で聴くんだった。妖怪変化みたいな豊かな彼女の表情が真正面から見れたのに。

最初の23番は第1,第2楽章ともやや輪郭のはっきりしない演奏でしたが、第3楽章になって俄然精気が感じられるすばらしい演奏になりました。そしてインターヴァル後の24番が圧巻!厳かな中にも哀愁が感じられる短調の曲の性格がくっきり浮き彫りになり、一音一音に惹きつけられる緊張感がたまりません。ピアノとオケの息もぴったりで、彼女の指揮もなかなかのものです。とても満足度の高い演奏でした。

次のヴィデオは終演後の拍手喝采に応える内田さんです。ダブルクリックしてTouTubeのページに飛び、画面右下のhigh quality modeを選ぶと画質はよくなります。

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by dognorah | 2008-11-27 00:48 | コンサート
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