プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」全曲

2008年11月21日、バービカンホールにて。

Sergey Prokofiev: Romeo and Juliet - complete ballet, Op64
指揮:Valery Gergiev
London Symphony Orchestra

ゲルギエフの至芸に感服しました。いつものようにダイナミックレンジの広い音でしたが弦も管もすばらしい音色で、この作品の持つすばらしさをやや饒舌ながら完璧に表現したのじゃないかという印象です。色彩豊かだし連綿と続く音楽の紡ぎ方が見事。ステージ上にバレーはなくとも全く退屈せずに聴き入ることが出来ました。バレーの舞台は遅刻したので第2幕と第3幕を見ただけですが、ヴィデオでは何度か見ています。でも、今日聴いてこんな音があったっけ?という状態でした。私の場合はやはり舞台があるとそれに注意が行ってしまって音の印象が薄まることが多いようです。オケは大編成で、ピットに入れるにはちょっと規模が大きすぎるものでした。

オケの音がすばらしかったのはひょっとして今日発売のGramophoneという雑誌でLSOが世界で4番目にすばらしいオケだとリストされて張り切ったせいかしら?なんて冗談を言ってしまいました。新聞記事によると 3人のイギリス人、2人のアメリカ人、2人のアジア人批評家に加え、Le Monde (フランス), Die Welt (ドイツ), De Telegraaf (オランダ), Die Presse (オーストリー)の批評家も加えた11人で世界中のオケをランク付けしてトップ20を選んだそう。トップがコンセルトヘボー、2番がベルリンフィル、3番がヴィーンフィルで、その次にLSOが来たということです。Gramophoneはイギリスの雑誌なのでかなり贔屓目に見たか。因みに20のオケは上記新聞記事に掲載されています。日本からは斉藤記念オーケストラが19番目にランクされているだけです。また、アメリカ人批評家がいるにも拘わらず全体的にアメリカオケの評価が低いのが意外です。
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by dognorah | 2008-11-22 10:31 | コンサート
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